求道者の平穏への道標

うつ病歴約10年、退職3回した私が、「平穏な人生を歩みたい!」と手探りで進んでいく記録。自己啓発、ビジネス書の感想メインです。

~朝、スッキリと目覚める~ 『エクゼクティブ・コンディショニング(ゼロジム)』


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はじめに

 

皆さま、お疲れ様です。求道者です。

 

今日のテーマは「寝覚め」について。

 

突然ですが皆さまは、寝覚めは良い方ですか?

 

私は、圧倒的に寝覚めが良い方です。

っていうか、休日でも朝5時くらいに目が覚めてしまって、二度寝が出来ないタイプです。

(若い時はいくらでも寝れたんやけどなぁ……)

 

ちなみに寝覚めの良さとか悪さは県民性もあるそうで、下記のデータなんか、最も寝覚めが悪いのは沖縄県、とあります。

(私の知人の沖縄県民も割とのんびり屋なので、結構納得……)

 

 

news.mynavi.jp

 

もちろん寝覚めが良ければ、そっちの方が良いですよね。

朝からスッキリ起きられれば気分もよいですし……実は経済的メリットもあるんです。

 

年収400万円未満では朝型人間が3割程度であるのに対し、年収900万円前後では5割近くが朝型。年収1400万円では6割以上が朝型という結果になった。

president.jp

 

いや、格差めっちゃエグいわ……。

 

同じ24時間を生きててもこんな差があるのは嫌ですよね……

 

『なんとか眠りを改善して、朝にスッキリ起きられるようにしたい!』

 

そんな方にオススメなのが、こちらの本!

 

エクゼクティブ・コンディショニング

(ゼロジム)

 

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コンディショニングにはさまざまな方法がありますが、ひとつ、すべてに共通することがあります。それは、コンディショニングとは「準備」だということです。

 コンディショニングとは、あなたの健康状態を最高の状態でキープするために行う、事前対策なのです。

 そしてそれは、人生100年時代と言われる今、健康で働くためにすべての人に求められることです。

(まえがき)

 

 

 

著者、というか著会社は「ZERO GYM」という日本初のビジネスパーソンのための疲労回復専用のジムです。

ストレッチとマインドフルネスのオリジナルメソッドを用いて、脳疲労と身体疲労にアプローチするのが特徴であり、日経トレンディ2018年ヒット予測第3位に選ばれるなど、テレビ・新聞・雑誌など各種メディアで話題になっています。

 

そんなホットな会社が出したのが、今回の本になります。

 

「調子がいい」というのは単に体の疲れがないだけではなく、心も体も、そして頭も軽く、爽快な状態ではないでしょうか。

そしてその基準を、私たちは「朝の目覚め」としています。

(p20)

 

サザエさん症候群」という言葉がありますが、それがいい例です。日曜日の夜、土日休んでいる場合、体は疲れていないはず。しかしあなたの心は‶重い‶。

 これは仕事への抵抗感があり、心が前を向いていないからです。この症状が病的になると「うつ」と言われます。

(中略)

 朝起きた瞬間に「今日も一日がんばろう」と思えること、それでなくても空を見上げて清々しい朝を感じられることがベストコンディションには必要なのです。

(p22)

 

 

そして、そのベストコンディションを達成するためには、

睡眠を基盤としながら、運動・呼吸・食事の改善が大事なのです。

 

今回、この記事では、睡眠について取り上げます。

 

 

睡眠の改善

 

――ショッキングなことに、GDP比では、日本の睡眠不足による経済損失は、調査対象となった5か国の中で世界ワースト1位であるということもわかっています。

 また、アメリカの睡眠医学会は、「睡眠不足のまま講義を受けていた学生の多くは、十分な睡眠をとっていた学生よりも成績が低い。睡眠不足は大量の酒やマリファナを摂取した状態と同様の悪影響がある」と発表しています。

(p55)

 

私も睡眠不足だと、頭が働かなくて「今、自分は何やってたんだっけ?何やるべきだっけ?」と手探りで迷宮を彷徨うような感覚になり、挙句の果ては無意識のうちにツイッターを開いて廃人と化していたり(笑)

 

更にその状態だと作業がはかどらないので、やることばかりが溜まっていく状況にイライラして……でも脳のエネルギー不足でなにも出来なかったり。

 

それらを改善するためには、質の良い睡眠をとって、頭をスッキリ&エネルギーをチャージする必要があります。

 

良い仕事をするためには準備が大事なように、良い眠りを取るためにも、準備が大事です。

具体的には、

①寝る前のスマホ断ちと、②ストレッチです。(p65)

 

 

寝る前にスマホを見ない

 

寝る1時間前からは、テレビやパソコン・スマートフォンなどのスクリーンを一切見ない(p66)

 

スマホブルーライトには覚醒作用があり、眠りを妨げる要因になっている、というのは有名な話です。

 

更に、皆さんは寝る前のスマホで何を見てますか?まさか眠るために絵本をスマホで見てるわけではないでしょう。

 

仕事の連絡? 最悪です。夜に来る連絡なんてろくなものじゃないし、眠れても悪夢でうなされるでしょう。

 

ツイッター? これも酷い。TLには趣味の楽しい情報や、可愛い女の子の画像、はたまた「年金が貰えなくなるかもしれんけど、みんなは保険料をちゃんと収めてね♡」みたいな腹立つニュースが流れてくるかもしれません。

 

眠る前には、精神をリラックスさせる必要があります。

スマホは強力な眠気覚ましに他ならないですね。

 

そこで、本書でオススメされてるのが、「紙の本」です

内容もエッセイとか過激ではない小説とかにして、目も脳も段々と休むモードにしていくのが理想です。

 

ちなみに個人的には、ロシア語のテキストとか効果抜群でした。

何の役に立つのかわからない勉強ほど、よく眠れるものはありません(笑)

 

学生時代を思い出してもみてください。ちゃんと授業を受けなくちゃいけないのに、気づいたら意識がぶっ飛んでる……そんな懐かしい感触が味わえます(笑)

 

眠る前のストレッチ

 

こちらは2種類あります。首の裏のストレッチと、胸を開くストレッチです。

 

今、このブログをご覧になられている方は、スマホかPCをお使いですね。

ご自分の姿勢はどうでしょうか。

首は前にうつむき気味で、背中や肩も丸まっているのではないでしょうか?

……まるでショボくれてしまったかのように。

 

姿勢は精神状態に大きく関与していると言われています。

試しに胸を張り、目線を真っすぐ遥か前に向けてみてください。

 

 

ビシッとしてると、気合が入りますよね。

 

現代人の生活上、また体の構造上、どうしても首はうつむき、背は曲がります。

でもそれによって脳への血流が滞ってボーっとするし、目も首も肩も痛くなってしまいます。

(中には慢性化してしまっている人もいるのでは?)

 

そんなツラい身体の負担を抱えたままでは、うまく眠れないのも当然です。

是非ともストレッチで改善しましょう。

具体的な手順は下記です。

 

 

<首の後ろを延ばすストレッチ『ウサギのポーズ』>(p76)

 

①正座し、おでこを床につけるように前屈します。背骨は丸まってOK!

 

②ゆっくりとお尻を持ち上げて、頭頂部を床の方に向けていきます。このとき、手のひらを床につけておき、首に過剰な負荷がかからないよう注意します。

 

③自分の膝の間に目を向け、「痛気持ちいい」ところで5回ほど呼吸します。頭の位置に違和感を感じたら置きなおしてOKです。必要があればその都度微調整しましょう。

 

 

 

 

 

<猫背の改善『胸開き』>(p82)

 

①ヨガブロックを用意し、Tの字に並べます。持っていない方は、枕やクッション、ブランケットを丸めたものなどで代用してもOK。上半身の重さを支えるので、ある程度の高さと強度のあるものがお勧めです。

②Tの字の「-」の部分に頭を乗せ、「│」の部分に背中(肩甲骨の間)を乗せます。そこで気持ちよく10回呼吸しましょう。

 

また簡易バージョンとして、

まず枕を縦に置きます。そして肩甲骨から上を乗せて、寝てください。(p84)

 といったものがあります。

眠りにつく前に、しっかりと体を伸ばしておくことにより、深い睡眠を味わう事が出来ます。

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか。

読みながら、首を回してみたり、胸を反らしてみたりした人もいると思います(笑)

 

日々生活しているだけで、私たちの体には疲れがたまっていきます。

首と肩は凝ってくるし、背中も張って固くなり、同時に目も疲れて頭はボンヤリしてきます。

 

それらを改善するためには、しっかりとストレッチをして、深い睡眠をとることが先決になります。

しっかり眠れれば、明日からも爽快な気分で生活していけるでしょう。

 

でも、睡眠を改善しただけでは、まだ足りません。これだけでは、マイナスからゼロに戻っただけです。

 

私たちは、日々成長していかなければなりません。

そこでプラスアルファ。

『運動』、『呼吸』、『食事』を整えることによって更に成長し、それに伴って調子もどんどん良くなっていきます。

 

身体がツラいまま、70歳、80歳になるまで働けるでしょうか?

老後もしっかりと自分の人生を生きていくためには、ケアが大事なのです。

 

是非とも本書を入手し、快適な生活を手に入れてください。

 

 

では、また次回。